ファイン4Fセラミック

ファイン4Fセラミック

ファイン4Fセラミックとは?

ファイン4Fセラミック

ファイン4Fセラミックは、日本ペイント株式会社が開発した、フッ素の特性を活かし実現させた耐候性・超低汚染の塗料です。

フッ素とは、元素記号F、原子番号9、化合力が高くどの元素とも直接化合が可能なものです。最近、焦げ付かないフライパン等の商品で『フッ素樹脂加工』という単語を耳にすることもあるかと思います。 このフッ素は、鉱物のホタル石から発見されまだ日が浅く、未知の可能性に溢れている物質です。
上記のように、元素の中でも最も反応性の強いフッ素は、他の元素と出会うとたちまち強い反応を起こし、ガラスや貴金属をボロボロにしたり、水と出会っても炎を上げて燃え始めるなどの結果をもたらします。 しかし、逆を言えばこの特性を活かすことで様々な性質を持った化合物に変身することが可能なのです。

そこで開発されたのが『フッ素樹脂』です。

フライパンに応用される非粘着性だけではなく、耐薬品性、耐熱性、耐候性、難燃性などを発揮し様々な分野で応用されています。

ファイン4Fセラミック

そして、このフッ素樹脂は塗料にも応用されています。フッ素樹脂の持つ

・非粘着性
・耐薬品性(酸性雨に強い)
・低摩擦性(雪などが滑り落ちやすい)
・耐候性(紫外線に侵されにくい)
・難燃性(火に強い)

という特性に注目し、現在外壁塗料としてフッ素樹脂塗料が開発され、実用化されています。

ファイン4Fセラミック

しかし、そのフッ素樹脂塗料はまだ発展途上でした。主流であったのは3Fと呼ばれる、3フッ化フッ素樹脂塗料でしたが、塩素原子(Cl)による劣化の弱点が見られ、それを防ぐ必要があったのです。
そこで開発されたのが塩素原子(Cl)のかわりに、もう一つのフッ素原子(F)とセラミック変質樹脂(無機系)を加えた、『ファイン4Fセラミック』です。
3フッ化フッ素の弱点を見事に克服し、さらに性能をはるかにしのぐ塗料、ファイン4Fセラミックの特長をご紹介します。

超耐久性能

ファイン4Fセラミック

常温乾燥型フッ素樹脂塗料は数ある塗料の中でも高い耐久性を発揮しています。
劣化促進試験機で塗膜に強い紫外線を与える試験では、従来の一般フッ素樹脂塗料と比較しても、ファイン4Fセラミックは非常に耐久性が高いことがわかります。


ファイン4Fセラミック

ファイン4Fセラミックは、従来のフッ素樹脂塗料に比べ耐久性が高いことにより、建物のメンテナンス時期の延長・洗浄コストの低減を可能にし、結果的に建物のライフサイクルコストを削減させることに繋がります。

超低汚染

ファイン4Fセラミック

構造物の垂直面に現れる雨すじ状の汚れは、構造物の上部に水平物や突起物の上に堆積した塵埃が降雨時に汚濁水となって垂直面を流れ落ちていく際に汚れ物質が塗膜に付着することで生じます。
この雨だれ汚染を防ぐには、塗膜表面を徹底的に親水性(水濡れ性の高い状態)にすることが有効であることがわかっています。ファイン4Fセラミックの塗膜は、従来の塗料の塗膜に比べ、高いレベルの親水性を示します。

ファイン4Fセラミック

水に濡れやすくなることで、カーボン等のの親油性の物質が付着しにくくなると同時に、雨水がかかった時に付着した汚れが雨水と一緒に取れます。
雨で汚れが付着する、のではなく汚れを雨で流れ落とすという逆転の発想をファイン4Fセラミックは実現しています。

ファイン4Fセラミックその他の特長

ファイン4Fセラミック

  • 超耐候性
  • 超低汚染
  • ターペン可溶
    (弱塗材系で様々な下地に塗装可能)
  • 防藻・防カビ
    (バイオ技術で藻・カビの発生抑制)
  • 抜群の作業性・用途
    (幅広い新設・塗り替えに適用可能)
  • 透湿性
    (結露から建物を守る)
  • 環境にやさしい
    (重金属非配合 F☆☆☆☆)

  • このページの上部に戻る